KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

小論文入試

本部キャンパスにて人間科学部の小論文の入試が行われた。大学を移って初めての監督の仕事だ。

小論文は図表読みとりを含んだ割と自由度の高い問題設定だった。問題本文もそう長いものではない。試験時間は90分で、これなら時間に余裕があるのではないかと思ったが、それでも書き切れていない受験生がいた。字数は800字以内だから、700字以上は埋めていて欲しいところだ。

回答を読んでいて気がつくのは、論旨の一貫性の有無によって力強さが明らかに違うということ。いろいろな話をちりばめて書いたものは華やかではあるが弱い。どんなことを主張するにしても、一貫した主張を、データや事実、体験、言説などによって裏付けていったものは、訴える力が強いので自然とよい評価になる。

800字くらいあれば、序論、本論、結論の体裁は整えることができる。しかし、それを意識して書いたものは少なかったように思えた。