KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

最近の就職活動

一雨ごとに暖かくなっていく。

週に一回ずつ、通信課程用の授業ビデオを撮っている。いっぺんに撮ればいいじゃないかと思うかもしれないが、そういうものではない。それなりに準備して、スライドも作って、ということになると、週一回がいいペースなのだ。

今日も聞き手の学生さん1人をスタジオに入れて、無事収録が終わった。さて、来週の収録の予定を入れようと思ったら、空いていない。ぎっしりスケジュールが詰まっている。つまり、他の先生たちもスパートをかけてきたということだ。新学期が近い。

これは驚くべきことだと思うのだが、最近の就職活動は春休みに行われるようになっている。ずいぶん前、就職協定が形式上有効であったときに、守られない協定は無意味だということで廃止された。そうしたら、どんどんと就職活動が前倒しになって現状のようになった。やはり、ザルのような協定であっても一定の歯止めにはなっていたことを再確認する。

まあ、どうしようもない。逆にここまで早まると、就職を先に決めてのちに、じっくりと卒論に取り組むことができるからいいのかもしれない、と考えたりする。しかし、会社もそんなに早く採用を決めていいのだろうか。私が人事であれば、その人が取り組んだ卒論についてじっくりと聴いてから採用を決めるところだけれどね。大学を卒業した人とそうでない人の違いは、1年以上をかけてひとつのテーマで卒業研究をしたかしなかったかというただその一点にあると考えているから。