人間科学部では、2年生のこの時期に演習・卒論で所属するゼミを選択することになっている。学生はめぼしいゼミを回って様子を聞いたのち、第1希望から始まるリストを提出することになる。
私のところでは、ゼミ選択の参考のためにオープンゼミなるものを開くことにした。普段のゼミでどんなことをやっているのかを公開するものだが、やはりそれでは見ていておもしろくないだろうから、3年生の卒論計画のプレゼンをすることにした。
先週はプレゼンの練習をしたのだが、正直言って、あまりうまくなかった。ところが、今日はすばらしい出来であった。一週間で、スライドを作りかえ、発表の練習をしたのだろう。こういうのをみると、彼女たちのポテンシャルの高さに驚くのだ。本人たちは何とも思っていないように見えるけれども、私がアドバイスして、すぐに格段の進歩を見せるというのはすごいことなんだよ。
オープンゼミには、ずいぶんたくさんの人が来てくれた。40人くらいはいたような感じだ。
願わくは、向後ゼミを第1希望にする人がちょうど定員の13人であるように。
私のところを第1希望にしてくれる人なら一人として落としたくない。しかし、定員が決まっている以上ルールに従わざるを得ないのだ。だから、ちょうど13人が希望してくれるといいなあ、と思っている。しかし、13人というのはずいぶん多い。富山大学にいたときは、10人を越えた学年は例外的で、だいたい5人前後で推移してきた。
今の3年生が5人だから、あわせて18人だ。ちょっとしたクラスになる。どんなふうにゼミをやっていけばいいのだろう。でも、そのときにはまた新しい知恵が出てくるだろうから、あまり心配してはいない。