日本教育工学会論文誌28(2), 119-129, 2004に収められた論文。ネットワーク利用の作文教育の研究をレビューしている。浦崎・向後(1998)の「データベースを利用した作文授業の実践と評価」も引用されている。
ポイントは:
- 脱文脈化された作文教育から文脈化された作文へ
- ネットワーク利用により、教師の権威や抑圧は軽減され、学習者の参加が促進される
- ディスコース・コミュニティの形成をどうするか
私の見るところ、理念としてのディスコース・コミュニティの形成ではなくて、添削ツールやら共同作文ツールをいじっていたら知らないうちにコミュニティが形成されてしまっていたというようなシカケがブレイクスルーになると思う。