- 作者: ニコラス・G・カー,Nicholas Carr,村上彩
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: ハードカバー
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- ユーチューブ、スカイプ、クレイグリスト、そしてPlentyOfFishのような企業がこれほどわずかな従業員だけで急成長できた理由は、彼らの事業を作りあげたのが、まさにソフトウェアコードそのものだったからである。
- 人びとは元来”モノ”を作り、作った"モノ"を他人に見せて、自分や家族のことを語り、共同体のプロジェクトに参加するのが好きなのである。それはインターネット上でも変わらない。ごく初期のオンラインコミュニティやウェブサイトさえ、無報酬の労働力を広範囲に利用していた。
- 彼らが予測しているのは、新しくて開放的な経済、すなわち"ギフトエコノミー(Gift Economy)"という、売買ではなく共有に基づき、市場経済の外側にあり、なおかつ対極に位置する経済が出現することである。
- 今日では、米国の患者のレントゲン写真を判定する仕事さえ、インドその他の国々の医師へと"オフショア"されつつある。
- 企業が個々の顧客に関する豊富なデータを集めて分析できるようになったことで、心理学者や経済学者は、ニューロマーケティングという新しい分野で研究成果を上げつつある。