- 作者: P.センゲ,O.シャーマー,J.ジャウォースキー,野中郁次郎,高遠裕子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: 単行本
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「今の文化では,仕事と精神性について語るのは許されていない」と書いてある.まさにそれを語るためにこの本が書かれたのだろう.
頭痛という問題をアスピリンに責任転嫁しつづけると,身体を壊してしまう.「頭痛←→アスピリン」のサイクルではなく,「働き過ぎ←→頭痛」のサイクルを解決しなければ,問題は解決しないどころか,もっと基本的な支えを壊してしまうということだ.
つまりこの本は,精神性の問題にまでさかのぼらなければ,目の前の問題は解決できないということを主張する.それはおそらく正しい.でもだからといって,この本が提案するようなアプローチが適切かというと,それは別の問題.その多くは,以前にたどった道,そしてダメだった道,のような気がするのだ.
かといってどうすればいいのかわからないんだけどねo(^▽^)o