KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

マイケル・ホール,ミシェル・デュヴァル『メタ・コーチング』

メタ・コーチング

メタ・コーチング

  • 作者: L.マイケル・ホール,ミシェル・デュヴァル,田近秀敏,<,協力>,●泉本行志●稲田隆一●小屋一雄●高野潤一郎●山村佳央,佐藤志緒
  • 出版社/メーカー: ヴォイス
  • 発売日: 2010/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コーチは,クライエントが活動の場としているコンテンツの専門家でなくても,そのプロセスについて有効なアドバイスをすることができる.逆に,コンテンツについて知りすぎてしまうと,そのコーチは説教をしたくなってしまうので,失敗するのだ.説教とコーチングとは対極にあるものだから.

「メタ・コーチング」の「メタ」とは,中身=コンテンツではなく,形式と構造に着目するという意味だ.

ガルウェイのACTモデル*1(Awareness, Choice, Trust)を援用して,クライエントの力を引き出すためのコーチの技量について詳細に検討している.