2023年3月5日(日)
一度退会していた日本アドラー心理学会(JSAP)に復帰しました。その学会誌である『アドレリアン』の100号記念号が手元に届きました。前の号に比べると表示のデザインがとてもスタイリッシュになっていて、かっこいいです(写真)。JSAPの未来を象徴しているようです。
内容も新しいステップの幕開けとなるものです。
編集委員長の遠藤淑美氏の編集NOTE「アドレリアンの編集方針—編集委員会始動にあたって」では次の点が述べられています。
* 学会誌「アドレリアン」に期待されていること
* 編集の方向性
* 参加したくなる学会誌であり、学術誌であること
* 掲載までの過程も勇気づけの過程であること
アドレリアンであることの特徴を生かした学会誌になることを期待しています。またそのためのお手伝いをしたいと思っています。
具体的には、記念座談会「100号特別企画「次の100号を語ろう」」を読んでいただきたいです。これは中島弘徳(なかちゃん)、長谷川理恵(りえさん)、樋澤律子、遠藤淑美の各氏と私が参加したものです。
私の発言のポイントは次のようです。
* 早期回想やEOLECTなどをテーマとした「特集号」を企画する
* アドラー心理学の基本概念などの「解説論文」を載せる
* 「新たな論文のあり方」を目指す
* 数量データだけではないエビデンスの表現への挑戦
* 誰もがアドラーの名の下に好きなことをしゃべる時代
* その中にあってオーセンティックなアドラーの基本を常に確認し、よりどころになるような学会誌
* 普通の人で今まで書いてこなかった人が論文を書けるように支援する
* 書くことが意味の発見なんだということ
* アドラー「だけ」に傾倒することの危うさに注意する
* 他流派を知り、対話し、統合し、拡張していく流れが必要
この学会誌が、「発表の場であり、育てる場であり、挑戦する場」になるといいなと思っています。