2023年7月7日(金)
ミニマリズムの3冊目、橋本努『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』(筑摩書房, 2021)を読んでいる。これはガチ社会学の本で、久々にワクワクした感じで少しずつ読む。タイトルはマックス・ウェーバーのもじり。
心はすでにミニマリストなので、いろんなところで整理を始めている。
サブスクリプションはモノとしての作品を持たないことによる自由を保証している。これでこころおきなくモノとしてのCDやDVDを整理することができる。
Kindleなどの電子書籍もそうだ。デジタル化したり、それをストリーミングするということは物質的にはゼロにするということに他ならない。そして、デジタルにしてしまうとそれを所有しているという感覚がなくなる。一度消費してしまえばそれでいったん終了となるし、もし必要であれば、そのときに呼び出すだけだ。
最近は、サブスクですらいったんゼロにすることが必要かもと思っている。たとえば、Youtubeのチャンネル登録はそのチャンネルをサブスクするということになる。いつのまにかそれが膨れ上がって数百というチャンネルを登録することになる。しかし、それは無意味だ。なので機会を見つけて解除する必要がある。そうすることで、それ以外のものにオープンになるというチャンスを広げることができるからだ。