KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【アドラーゼミ】アドラーゼミ2023年度A面が終了

2023年7月8日(土)

アドラーゼミ2023年度A面の第7回最終回が終了した。アドラーゼミは今年度から開始した企画であり、その前身は、2021年度のアドラー心理学オンライン研究会(APOK)にある。このときは奇数月の最終日曜日に15-17時の2時間で開いていて、全部で6回だった。

今回は月2回に間隔を短くして、早稲田キャンパスでの対面にZoomを併用したハイフレックスにした。結果的にこれは良かったような気がする。遠方からのZoom参加者もチャンスがあれば対面参加できるし、なによりハイフレックスはZoomからでも教室の臨場感が伝わるような気がする。

B面は10月から月1回のペースで再開する予定。時間を延ばして欲しいという要望が出たので、OGOKと同じ2時間半にしようかと思っている。

B面で取り上げてほしいトピックを参加者から聞いたところ、アドラーコーチングの要望が複数人から出たので、それを中心にしていこうかな。他にもキャリア教育やメンタルヘルスにアドラー心理学を活かしたいという話も出たので、アドラーをこうしたサービスの中にどう活かしていくかという視点でやっていくとよさそうだ。

そうすることで、こうした対人支援サービスの中にアドラー的な哲学を埋め込むことになるし、それは同時に、支援者の精神的な拠り所になるような気がする。実際にコーチやキャリアコンサルタントの人たちを見ていると、その方法は身につけているものの、最終的な拠り所となる価値観(思想・哲学)があやふやなままではうまくいかないような危惧を感じることがあるので。

あとは、ライティングワークの要望が意外にも多かった。これはA面ではあまりできなかったのでどうしようかなと思っていたところ。ゼミなので、「最後には書く、アウトプットする」というところを堅持したいので、ちゃんとやりましょう。

まとめるとアドラー「ゼミ」という名前をつけたのはよかった。私がやりたいのは「ゼミ」なんだと再確認した。それはただ知識を共有するというだけではなく、参加者個別に働きかけるという指向性を持っているということだ。