KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【著作権】授業目的公衆送信補償金制度から振込がある

2023年7月18日(火)

久しぶりに小手指駅から所沢キャンパスまで学バスに乗った。もしかすると10年ぶりくらいかもしれない。昔はこうして学バスに乗っていたことを懐かしく思い出した。7:45の始発バスにもけっこう乗っている。8:50に1限開始なので、これ以降の便は混雑するのだろう。

***

2018年に著作権法が改正されて、授業目的公衆送信補償金制度というのができた。授業で使う教材や資料を著作権者の許諾を得ずに公衆通信できることになった。著作権者には、授業目的公衆送信補償金等管理協会(https://sartras.or.jp)が代行して使用料を支払うというシステムになっている。

しかし、すべての使用実態を把握するのは難しいので、特定の期間の1ヶ月くらいをサンプリングして調査して、それに基づいて使用料を算定しているとのことだ。

それで、私のところにも使用料が振り込まれるとの知らせが来た。10万円を超えるので、ありがたいお金である。その明細を見るとハンバーガー統計学のWeb教材が使われているとのこと。明細にはその一部だけが使われたようになっているけれど、これはサンプリング期間が1ヶ月程度なのでそうなっているのだろう。実際は全部の教材が使われていると思う。

富山大学時代に作ったWeb教材がいまだに使われていることはありがたいことだ。逆にいうと、良いオンライン教材を作って公開しておけば、このような形で使用料が作者に戻ってくることになる。サンプリング調査の信頼性が保証されれば良い制度ということになるだろう。