KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【本】鎌田實『ちょうどいい孤独』(かんき出版, 2021)のまとめ

2023年9月10日(日)

Kindleで読んだ鎌田實『ちょうどいい孤独』(かんき出版, 2021)のまとめ。

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孤独とは、周囲の雑音に惑わされず、自分の中に新しい自分を芽生えさせること。

ピート・ハミル「自分の孤独の時間を持てない人は、他人を愛す資格はないと思う。ひとりで生きていくことができてはじめて、人を抑圧することなく愛せるんだ」

「絆」というのは本来、「人を縛る」もの。馬や鷹などの家畜を立木につないでおくための綱のこと。

SNSはふわっとしたつながりで、現実感がなく、相手に心を許せない。だから孤独を感じる。

人間は社会の一部である前に自然の一部。生まれるときもひとり、死ぬときもひとり。本質的に孤独な存在。

もっと孤独になって、そして人とつながれと。大事なのは「ひとり」と「みんな」のバランスをどう取るか。

親友と会うのはほどほどでいい。お互いにとってゆる友がいるということが大事。

リビドーは生きるためのエネルギー。リビドーに2種類。対象リビドーは人を愛すること。自我リビドーは自己愛。自分を愛することは本能。全ての生き物は自分を愛し、自分を肯定して生きている。

講演の旅の途中、突然心臓が停止して、あの世に行くのも悪くない。死についてちゃんと考えて、決めておく方が死が怖くなくなり、思い切って生きられる。「自分の人生は自分のもの」これが究極のソロ活精神。