KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【講演】埼玉未来大学で講義/川越市立美術館

2024年7月25日(木)

埼玉未来大学ライフデザイン科の講義を、ウェスタ川越にて実施した。タイトルは「人生の処方箋:アドラー心理学の実践」で、90分。参加者は120人くらい。2022年に初めて引き受けて、2023年は断り、今年は川越と熊谷の二ヶ所で引き受けた。2025年はどうしようかな。断るかな。

みんな元気。男女比は女性が少し多い感じ。私の講義は午前10:15から11:45で、午後にもう一つ講義がある。「好印象を与える大人の身だしなみ」という講義のようだ。そして最後にサークル活動となる。なんかいいな。

2022年の講義はアドラー心理学をガチでやったら、あまりウケなかったという反省がある。今回は、老年心理学の文脈で、ユングの人生の午後とかインドの林住期の話をしながら、アドラーのライフタスクに持っていくという工夫をした。その結果、すごく面白がってくれた。笑いもたくさん取れた(笑いは成果のバロメータだと思っている)。

ということですごく満足。私が満足したということは参加者もまた満足しているであろう。もう一回、9月に熊谷でやって、終わりとなる。

***

午前中で講演の仕事が済んだので、せっかくなので小江戸・川越を少し回ることにした。川越は自宅の最寄駅から20分で来れるので、すごく近いのだけれど、よくあることで近いところはあまり探検せずにきた。

今回のルートは、川越市立博物館、川越市立美術館、川越城本丸御殿で、この三つは隣接している。ウエスタから歩いて30分くらい。三館共通チケットが370円と格安。三つとも良かったが、特に美術館の常設展で相原求一朗という人の絵がすごく良かった。

> 洋画家・相原求一朗は、1918年(大正7)に川越の商家に生まれ、少年時代から絵を描くことを好んでいました。家業を継ぐために美術学校に進むことはあきらめたものの、やがて独学で油絵を描きはじめます。徴兵により21歳からの5年間を満州(現中国東北部)やフィリピンで過ごし、九死に一生を得て奇跡的に生還しましたが、この体験は作画への意欲をますます強めました。戦後まもない1948年(昭和23)、日本のモダニズム洋画を代表する画家・猪熊弦一郎に師事して本格的に絵を学びはじめ、早くも1950年には新制作派協会展(現新制作協会展)に初入選します。

https://www.city.kawagoe.saitama.jp/smph/artmuseum/josetsuten/jo-aihara.html

猪熊弦一郎という名前になんか覚えがあるなと思ったら、2022年に丸亀市に遠征したときに行った美術館が「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」という美術館だったのです。あとで検索して思い出した。

https://www.mimoca.org/ja/about/mimoca/

***

今日もものすごく暑かったが、浴衣姿の女性がけっこう歩いていた。何かお祭りがあるのだろうか。そんな川越小トリップでした。