KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【本】ベンジャミン・ハーディ『FULL POWER』

2024年9月16日(月)

ベンジャミン・ハーディ『FULL POWER』(2020, サンマーク出版)を読んだ。WILL POWER=意志の力なんか頼りにするな、環境を作れ、という話だ。

https://www.amazon.co.jp/dp/4763138006?tag=chiharunosite-22

環境は自分の無意識に働きかけるので、やりたい行動を促すように環境を整えれば、意志力に頼ることなく行動できるだろう。テレビを見る時間を何か別のことに使いたいならば、テレビをつけなければよい。テレビを撤去してもよい。食事を半分の量にしたければ、最初から半分の量を取るようにすればよい。ジャーナルを書きたければ、ノートを用意してページを開けばよい。そうすれば何か書くことが浮かんでくる。

ものをできる限り置かないミニマリストの部屋にするのは、やりたい行動をやるための環境を整えるためだ。

いくつか抜書き。

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人は、一緒に過ごす時間が最も長い5人を平均した人物である。

自分が何者か、どんな人物かは、自分の行動から推測するしかない。つまり、単に行動を変えることで、アイデンティティを変えることができる。

成長は、ストレスを受けたあと、休んでいる時に起こる。

自己啓発は自分にフォーカスするのでなく、自分を作る環境にフォーカスするものになる。

ジャーナルを書いているときは、自分の世界で何が起きているかについて徹底的に正直になろう。……自分のジャーナルに正直になれないならどうして自分の残りの人生に正直になれるのか。

洞察、計画、目標は書き出す必要があり、毎日しなくてはならない。

凡人から離れて、凡人がうつらないようにする。

重荷があるからこそ、人生を前進させるのに必要な摩擦を得ることができる。

不快な感情を経験すると後々信じられないような成果を出せる。

あなたは環境の産物だが、その環境はあなたが下した決意でないといけない。でないと流されて生きることになる。