あれあれと思う間もなく、大学教員の任期制についての法律が成立していた。法律というのは意外に簡単にできるものなんだなあ、なんてのんきに構えているときではない。もう、いくつかの大学では任期制を実質的に実施している。教授会でその資料が回ってきた。つまり、ここでも早晩任期制を実施するから覚悟するようにということなのだろう。
その資料を表にまとめてみた。(省略)
先行している大学では、教授ポストでも差別なく任期制を入れている。目に付くのは東京外国語大学の助教授1年(再任なし)だが、これは厳しすぎる気がする。というか、たった1年で何をしろというのだろうか。しかも再任はない。何か特別な事情があるのかもしれない。
それを除けば、任期が10年、あるいは5年というのは妥当な線かもしれない。それくらいの期間でいったい自分は何をしたのかと振り返ることは必要なことだと考えられるからだ。
私も富山大に来てから、9年目に突入している。ここらで自分の仕事を振り返るというのはけっして悪いことじゃない。