KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「それって私のことでしょうか?」

先日ちょっとムカっとすることがあって日記にそれとなく書いたのだが(中略)それがですね。全然、思ってもみなかったところから「私のことでしょうか」というお問い合わせを頂いたのでした。まるで予想もしてなかった方から来たのでワタシ自身もすごくビックリしてしまったのですが、たまたまその方が悩んでらしたことと一致してしまったのでしょう。(うようよさんの日記11/17より)

 私は、ある日記の一部を自分の日記に引用した、その翌日に、引用されて自分の知らないところで話題になるのは嫌な感じだ、ということがその日記に書かれていたことがある。けっして嫌な感じを与えるような引用の仕方ではないと思ったが、あまりにもタイミングが良すぎたので、すっかり私の日記のことを指して言っているのだろうと思い、すぐにお詫びのメールを出して、さらに翌日の日記にもお詫びを書いたのだった。

 少ししてその方からいただいた返事のメールは、あれは特定の人のことを書いたわけではなく、昔そういうことがあったと言うことを一般的に書いたものだった、ということだった。さらに、あちこちから「あれは私のことですね。すみません」というようなメールをもらっているとのことだった。

 なるほど、こういうことは日常的に起こっているのだ。うようよさんの日記を読んでまた納得した。

 よく考えてみれば、この日記も一日100人から200人の人に読まれているのだから、たとえば「あなたの昨日の夕食はすき焼きでしたね」とか「先週、長崎皿うどんを食べたでしょう」とか「最近自転車で転んで危なかったよね」などと書けば、必ず当たっている人がいるはずだ。それは不思議でも何でもない。読者の数を考えれば十分起こりうる確率だ。

 だから他人の日記を読んでいて、「これってもしかして私のこと?」と思い当たるようなことはけっこう起こっているのだろう。それが良くないというようなことではなくて、だからこそ他人の日記を読むのが面白いのかもしれないな、と思うのだ。まあ、時々は心臓に悪いこともあるけれども。