新しい年になったので、1999/12/19の日記で取り上げた、新潮文庫『マイブック』を使い始めている。これは体裁はまったく新潮文庫と同じ。1日1ページの割り当てで、ただ日付だけが打ってあるというもの。つまり、あとの空白はあなたが自由に埋めてくださいというものだ。これをWeb日記用のネタ帳として使っている。
文庫本のぺらぺらした紙質の気安さがいい。薄っぺらくて、少し黄色がかったページは、日記帳にありがちな「かしこまって一日を振り返る」という堅苦しさとは無縁のものだ。真面目な文章で書こうという気がしない。ただ走り書きしたようなメモが似合う。字もいい加減。自分だけが読めればそれでいいという最低限のライン。
なんとなく一年間つきあえそうな予感がしている。
日記のネタ帳とはいっても大したことが書いてあるわけではない。たとえば、ここ数日は、次のようなことが書いてあった。
- DDRのポイント
- 目・耳→足というリンク
- トレースすることの楽しさ
- トイザラスにレールを買いに行く
- トランポリンの遊び場の中でぼうぜんとするあいな
- つっちーに会う/お年玉くれず
- イチゴは牛乳をかけてつぶして食べる方がおいしい
- そのままのほうがうまいと妻は言うが
- バドミントン、打ち初めできず
- 体育館はバレーボールの大会で使われていた(くそ)
コメントすると、これは内容がまだわかる方である。これ以外のものは、ここに書いても意味が分からないだろうから省略した。
明らかになったことは、ネタ帳に書いたメモのほとんどは使われないということ。つまり、ここに載せたネタは全部ボツネタなのである。一日に3個から5個程度のメモを書くが、そのほとんどは使われないまま、そのページに残るだけだ。結局、メモ帳をつけても、そのヒット率は非常に小さいということがわかった。
それでもネタ帳をつける意味はあるような気がしている。ひとつは、とりあえずボツネタになっていても、いつか話がまとまりそうな気がするものがいくつかあるということ。もうひとつは、ボツネタを眺めていると、なんとなく書くことが浮かんできて、こうして書けることである。