KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

行動分析学会デビュー

この歳になっても、まだいろいろとデビューすることがあるものだ。8月に、西南女学院大学(北九州市)で開催される行動分析学会に参加しようと思っている。この学会に入ってから初めての参加なので、とりあえず様子を見てこようと思っていたのだが、岡山大学の長谷川さんからお誘いを受けて、自主シンポの話題提供をすることになった。なんであれ、初体験が好きなたちである。

シンポジウムのテーマは「ネットを利用した大学教育−行動をいかに強化するか−」というもので、「ネットを利用した大学教育」というだけであれば、他のいくつかの学会でもテーマになりそうな感じだが、「行動をいかに強化するか」という副題が添えられているところが、この学会らしさを出している。一般公開のシンポジウムなので、興味のある方は聞きにいらしてください。詳細は、大会のページを。

私は、すでに数年間、授業で実践している個別化教授システム(PSI)のことを紹介しようと思う。しかし、「行動をいかに強化するか」という観点からはあまり考えてこなかったことに気がついた。PSIの成功のポイントは、プロクター(指導員)であることは徐々にわかってきたのだが、実際にそれがどのように学習者とインタラクトしているのかという視点では、あまり詳しく観察してこなかった。そこらへんのことを、もう一度振り返って、考えをまとめてみたいと思っている。