きのうの「0.5秒しか待たずに次かよ」にはせぴぃさんからコメントいただいた:
私が初めて日本心理学会に参加したのは学部3回生、36回大会の時であった。たまたま入った口頭発表会場では、中京大学の有名教授が座長をされていたが、
- 発表時間が過ぎたら直ちに打ち切り。単語1つたりとも喋らせない。
- 質問が全く出なくても、その人の発表時間終了まではじっと待つ(←次の発表には移らない)。
- 発表取り消しがあった場合、その時間帯は、何もしゃべらずにじっと待つ(←時間が空いたからといって、他の発表の質疑などはさせない)
という厳格な進行が徹底されていた。
んー、クール! 最近は司会をやることもほとんどないけれども、私が司会者を仰せつかったら、このクールな先生のやり方を踏襲したいと思う。いや、ほんと。
で、大学教育学会の発表でも、きちんと5分待てば、質問は出たはずなのだ。だって質問がでやすいように話しているのだから。
どのようにかというと、あまり根拠(データ)をださずに、主張や推測を強調して話すということ。もちろん、トゥールミン的にはこれではまずい。まずいけれども、時間が限定されているときには、効果的な方法だ。背景から話すと必ず時間が足りなくなるものだ。だから、まず主張ファースト、で。
そうしたら、必ず質問される。「そのように主張される根拠は何ですか?」と。待ってました。こんなデータと、こんなデータと、こんなデータがありまして。