KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「全人格的な参加」

教育工学会のシンポジウム@東工大に行ってきました。ワークショップの話。4人のワークショップ実践例が紹介されましたが、それらに同じワークショップという名前を付けるのは無理があると思いました。

ワークショップの本質ってなんだろう。これを考えなければ。

多分それは、「全人格的な参加」なんだと思う。ちょっと参加して、何かをかすめ取って帰ってくる、そういうことが許されない、というか、はじめはそんなつもりはなかったのに、参加しているうちにそれとは気づかないで全人格的に没入してしまう。それで結果として、自分の一部が変わっていることに気づく。一種の魔法使いだ。それがなければワークショップとは呼べない。といってみたい。

そういう意味で、トーキングスティックなんかは、魔法使いの小道具なんだ。

5分間だけ隣の人と話してみて

ああそうだ。シンポジウムの終盤で、5分間だけ隣の人と話してみてください、というチャレンジがあった。これは、スベるんじゃないかなあと思ったのですが、わいわいがやがやと。そして予想通り時間になっても盛り上がり。ああやっぱり、みんな話したがっているんだ。

これはレクチャーや講演でも使えるのではないかな。