- 作者: 高橋征義
- 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ
- 発売日: 2005/11/29
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 717回
- この商品を含むブログ (146件) を見る
私は、普通の人が少しでもより良くなれるという期待を持てる社会の方が望ましいと思っています。だからこそ、高橋メソッドのスライドでは「普通の人を底上げする」という言葉を書いたのでした。
卒論で高橋メソッドをトピックにしているゼミ生がいて、この本を購入。一足先に読ませていただきました。
高橋メソッドだけで一冊の本になるのか?という疑問がありましたが、このとおり本になっています。秘密は、右側のページは「巨大な文字」でおなじみのWebでも公開されてる高橋メソッドスライドが一枚1ページのレイアウトで続いているのです(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20050531)。左側のページは普通の本のレイアウトで文章が綴られています。
で、書かれていることは至極まっとうな「プレゼン論」になっています。とりわけ冒頭の引用には私も共感します。
思い返せば、昔の教育工学会には、末武先生という名物先生がおられて、OHPシートの時代から「字が小さい! そんなんじゃうしろの人は読めない!」と機会あるたびに指導されていました(末武先生にはブルーバックスで『科学論文をどう書くか』という著書があります)。その末武先生が高橋メソッドのスライドをご覧になったら、きっと「これぞプレゼンの王道!」と絶賛されるのではないでしょうか。