KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

月刊言語3月号に寄稿しました

月刊言語大修館書店)2008年3月号に寄稿しました。「大学生のための言語表現技法」という特集の中で、「書くことから拓ける世界」というタイトルの文章を載せています。出だしはこんな感じです。

 「先生の授業は作文教室みたいですね」とよく言われる。その授業がまさに作文を扱っているのであれば、それでいいだろう。しかし、授業の内容は、作文が中心というわけではなく、「教授設計論」や「情報社会論」のような、作文とはまったく別の内容なのだ。そうした授業を評されて「作文教室」と呼ばれる理由は、授業の課題の中心が「書くこと」にあるからだ。実際、毎週出される課題は、知識や技能を確認するテストのようなものはあまりなく、受講生にひたすら書いてもらうことで授業が進んでいく。
 なぜこのような「書くこと」を中心にした授業をしているのかという問いに答えるのが、いま書いているこの文章の目的である。

他の特集記事も、大学で言語表現技能をつけるための授業を具体的に語っていて非常に参考になります。