実質はアクションラーニング(AL)のポリシーを会議に導入したもの。意見を許さず、質問だけをすることによって、参加者の頭を働かせ、コミットメントを促すという効果を狙う。
アクションラーニングについては、M.J.マーコード『実践アクションラーニング入門』(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20060914/p1)を参照。
ポイントは:
- 参加者は4〜8人
- 問題提示者、それ以外のチームメンバー、ALコーチ
- ALコーチは問題解決に関与せず、プロセスを管理する
- 意見会議は、頭を働かせていない人がいる、自分の問題だと思わない人がいる、声の大きい人が一方的に話す
さらに:
- 良い質問とは
- 判断の入らない素直な質問、それゆえに短い質問
- 前の質問と答えにおける思考の連鎖を受けて、つながる問いかけ
- 共感を持った問いかけ
これはいい。「何か意見はありませんか?」ときいても、出てくることはあまりないし、意見が出たとしても少しずつ問題とずれているので、ああそうですか、ということで終わってしまう。それよりは、質問をしてもらうことだ。
- 作者: 清宮普美代
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