KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【雑談】「無料ネギセンター」と質問コーナー

2024年8月6日(火)

水曜日は読者から送ってきた質問に回答して記事を書いている。質問箱はマシュマロというサービスを使っている。匿名でメッセージを送れるので便利だ。

最近は回答するペースよりも質問が多くきている。そのため10以上の質問が待ち行列に入っている。基本的には先に来た質問から順に答えている(先入れ先出し)。とはいえ、回答しづらい質問もあるので、そういう質問は後回しにしている。最終的には回答しないかもしれない。

回答しづらい質問というのはどういうものかというと、ひとつは専門外のことや専門のことでも知らないことだ。これは回答が「知りません」や「専門外です」の一言で終わってしまうので、記事にする意味がない。ただし知らないことでも勉強して回答することはある。これはこれでいい機会になる。

こういう質問や取材の依頼はメールでもときどき来る。そういうときは「専門外ですので」という一言で返事をしてしまう。それでいいと思っている。私が何を専門としているかはよく知らない人がほとんどだから、そういうメールが来るのは仕方ないと思っている。

回答しづらい質問のふたつめは、あまりにも質問者に特化した質問だ。これは質問者以外に恩恵を受ける人がいないので、記事にして他の人に読んでもらう価値が小さくなる。私が質問を取り上げて、回答を書くのは、その記事を多くの人に読んでもらって価値があるからであって、質問者だけが恩恵を被るケースでは、相談料をいただかなくてはいけなくなる(そういうサービスは現在行っておりませんが)。

なんでも、弁護士の営業活動として無料法律相談をしている人がいて、そこに張り付いて自分の相談をしてくるような人がいるのだそうな。その相談者のことを「ネギ魔人」とか「無料ネギセンター」と呼んでいる。それは、うどん屋にある「ネギ取り放題」に対して、盛大にネギを取っていく人になぞらえている。

私のところには「無料ネギセンター」のような人は来ていないけど、せっかく質問をマシュマロ経由で送ったのに回答がまだないという人は、上に書いたような事情を察していただけるとありがたいです。