KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

最終テストが難しすぎた

前期の授業が終了した。Cプログラミング入門の方は、最終テストを行った。しかし、ちょっと問題が難しすぎたようだった。時間内にできた人が1割程度しかいなかった。それ以外の人はコンパイルも通っていないということで、点数がつかない。これはまずいので、来週もう一度最終テストをすることにした。もう一度問題を作らなくてはならない。

私としてはちょうど良い具合の問題を作ったつもりだったのだが、こういうこともある。やはりプロクターに一度解いてもらえばよかったな。それでだいたいの難易度がわかるはずだから。それにしても、問題づくりはなかなか難しい。小問の積み上げではなくて、一問だけだからなおさらだ(どこまでできれば何点という基準はある)。

今期から小中学校では、絶対評価による通知表になったらしい。相対評価絶対評価では、絶対評価の方が大変だ。相対評価では、同じテストをして順番に並べるだけでいいからだ。絶対評価をさせるなら、文部科学省が基準を示すと同時に標準テストを供給するべきだ。しかし、それをしないどころか、現場では「態度や意欲もみている」らしい。態度や意欲の絶対評価だって? いったいそんなことが現実に可能なものか? 心理学者ですら後込みするのではないだろうか。現場で行われている評価が、相対評価でもなく、絶対評価でもない、なんだかわけのわからない恣意的な評価でないことを祈る。