KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【note】noteからインタビューを受けた

2023年6月23日(金)

noteから依頼されたインタビューを受けた。先方は3人で、そのうち1人がメインで質問した。あらかじめメールで、noteを始めたきっかけ、使っていての所感、他メディアとの使い分けという質問内容をもらっていたので、聞かれるまでもなく、話し続けていたような感じ。

大学教員や研究者がプラットホームとして発信するにはnoteは非常に良い選択肢だということを伝えた。

私は、1996年からはてなブログを使ってあれこれのブログを書き続けていた。2014年にnoteがサービスを開始して、すぐに登録したけれども、最初の2年間はこれをどう使えばいいのかわからなかった。

noteがはてなブログと違うところは最初から課金できるシステムとして組まれていることだった。これは画期的だったけれども、はじめのうちは、自分の文章に値段をつける行為をためらっていた。

しかし、2017年から有料マガジンとして「ちはるのファーストコンタクト」を始めたのがターニングポイントとなったと思う。自分の文章に値段をつけるのは勇気のいることだったけれども、そうすることによって、自分が毎日書くということにプレッシャーをかけることになり、それは良い修行になった。

そして、日替わりで違うジャンルの内容を書くという工夫も個人的に大きな発明となった。それは、月曜から日曜までの曜日によって、ブログ、本の紹介、アドラー心理学、教える技術、雑談といったように内容を書き分けるということだった。こうすることによって、ネタ切れになることもなく、自分も飽きずに書き続けることができたように思う。

ネタ切れと飽きるということは、書き続ける人にとっては乗り越えるべき難所だ。

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最後に研究者がnoteを使うポイントを伝えた。

1つは、自分の関心と研究を発信するということだ。研究者は特定の研究に従事しているけれども、関心は広く持っていることが多い。それを発信するプラットホームとしてnoteを使う。自分が教えることは、所属する大学などの事情で制約されている。しかし、noteならそうした制約を超えて自由に自分の関心事を発信することができる。

もう1つは、研究会や輪読会などを開催するためにnoteを媒体にすること。これはすでにアドラーゼミやOGOKなどで私がやっていることだ。広報の手段、情報の共有、そして集金といったことがnoteの中で行えることが大きなメリットだ。

最後に、こうした活動を続けていくことによって、いずれ書籍になるくらいの分量の文章が蓄積されていくということだ。そうなったら本にするのに躊躇することはない。