KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

山田まりあのネタ帳

 この前の日曜日(9月6日)の夜、「電波少年」を見ようとテレビをつけたら、まだ時間が早かったらしくて、その前の番組「オシャレ関係」がはいっていた。ゲストは山田まりあ

 山田まりあは胸を豊満に見せる腕の使い方や、ずんどうの人でも腰のくびれを見せるためのポーズの取り方をまったく恥ずかしがることなくみんなの前で実演して見せていた。こういうことっていうのは女性アイドルにとっては職業上の秘密なのではないだろうか。少なくともマジメにテレビで公開してみせることじゃない。それをいくらリクエストされたからといってやるだろうか。

 しかしまりあは、非常に冷静に、しかも詳しく客観的な解説つきで演じて見せたのであった。それはそれは実に見事な芸であった。山田まりあが他の平凡なアイドルと違うとすれば、この研究心ではないだろうか。自分がどういう姿勢をとれば見ている人たちが喜んでくれるかということをよくリサーチしているのだ。でなければこんなことは即興ではできない。

 番組の後半で、手持ちのバッグの中身を見せてもらうというコーナーがある。そこででてきたのは「ネタ帳」であった。私は「サンデー毎日」は出張時の飛行機でしか読まないが、確か彼女はそこで「まりあのルール」というコラムを書いているはずだ。そのためのネタ帳なのだろう。あのコラムは(ゴーストライターではなく)彼女自身が書いているということが裏付けられた。

 私は感心した。この子は自分の仕事に対して実に真剣に向き合っているなあ。ちゃんと自分のコラムのためにネタ帳を肌身離さず持っているんだ。今時の大学生にこの話をしてやりたい。

  • 君ら「卒論のテーマが浮かびません」なんて泣きつく前に、まりあ流ネタ帳でも作って一ヶ月考えてごらんよ。研究のネタになることはたくさんあることにきっと気がつくから。

 そういう私もこのWeb日記がネタ切れにならないように、ちはるのネタ帳でも作るかね。ああ、この熱心さが少しでも自分の専門の研究に活かせればいいのだが。