KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

マニュアル化できるものはすべて

私の誕生日。

家族はまあるいケーキで祝ってくれる。ローソクは、43本も立てられないので、一本だけ。はせぴぃさん、掲示板へのメッセージ、ありがとうございます。

4人で共同作業している仕事があって、不完全ながら原稿をあげた。アメリカの学会で出されている『教育工学の研究を始めよう』という冊子を翻訳して、なおかつ詳しい解説を付けようというものだ。これを読めば、研究のやり方から、投稿論文の書き方、学会発表の仕方まで、わかりますよ、という趣旨。

アメリカという国は、こういうところが親切だ。あるいは当たり前のことなのかもしれない。私も、大学院生の頃、こういう本が手元にあれば、研究の進め方についてあまり悩まなかっただろうなと思う。

それがマニュアル的で嫌だ、という人もいるかもしれない。しかし、私はマニュアル化できるものはすべてマニュアル化した方がいいと考えている。創造性などは、それを越えたところにあるものだと考えているから。

私自身はあまり創造性とは縁のない人間なので、マニュアル化することに少しの楽しみを見いだしている。それがうまくいくとうれしくなる。しかし、たいていはうまくマニュアル化できることはなく、ただ苦い思いをかみしめるだけだったりする。