KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

日記で人生を複雑しないためには

 7月30日付のはせぴぃさんの「日記読み日記」で、「人生を複雑にしない100の方法」を紹介した記事へのコメントをいただきました。

この本を読んだり日記をつけるという行動は、それだけ人生を複雑にすることにはならないのだろうか。ま、日記をつけるだけならよいのだが、他の日記を拝見し、さらに掲示板めぐりなどすると、これは確実に複雑な人生になるような気がする。

 はは、確かにそうですね。私も日記猿人向けの日記を書き始めて、仕事を一種類増やしたので自分の人生をちょっと複雑にしてしまいました。その代わり、週刊誌の「ニューズウイーク日本語版」の講読を中止しました(これは単にお金がなかったからなのですが)。あたかもポーカーゲームをやっているようなつもりで、新しいカードを一枚引き、揃っているカードを手元に残し、不要なカードを切っていくようにするといいのかもしれません。それを心がければ、フルハウスの人生やストレートフラッシュの人生ができあがるのかもしれないです。なんでもかんでもと欲張るといつの間にかブタになってしまいます(まあブタの人生もよいものですが)。持てる手札の数は有限なんだというのが、この本の説くところかもしれません。

 自分が日記を書くようになると、他人の日記を読む分量も増えるような気がします。ついでに掲示板を覗いたりするときりがなくなりますね。Web日記界の人間関係も複雑で、この人とこの人は仲良しで、この人とは反目しあっていて、この人は中立的立場で、などとやっていると複雑すぎてダメ。小説をほとんど読まない私ですが、よく外国の推理小説で最初のページに「登場人物一覧」が書いてあるものがありますね。もう、それが目に入っただけで読む気をなくしますから。覚えきれないほどの数の登場人物を出さないで欲しい。

 そんななかで、はせぴぃさんの「日記読み日記」はどんな日記を読むべきかという私の悩みを解決してくれています。つまり、はせぴぃさんの日記読みの仕事は、はせぴぃさん自身の人生を多少複雑にしているかもしれませんが、それを読んでいる私の人生をとてもシンプルにしてくれているというわけです。