KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【研修】自分の仕事を「体系」の一部として見ることができるかどうか

2024年5月10日(金)

5月7日(火)は茅場町で、日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)の研修を3時間半で行った。参加者はJMAMの研修講師を中心に17人。3時間半は、「もう少しやりたいな」と思うところで終わる長さなので、ちょうどいい感じだ。

教えるときに大切なことから始めて、評価アンケートの実施まで一通りを話した。これは今書いている『教科書』の内容なので、私にとっては復習的なものになる。

参加者の感想を聞くと、「すでに自分がやっていることもあり、新たに気づくこともありました」という。それが平均値だろう。実際、長年講師をやっていて、それで経歴を積み重ねてくれば、基準となるような姿になるものだ。

しかし、重要なのは、自分がこのようにやっていて、これが良い方法だと確信していることについて、きちんとした裏づけがあるかどうかという一点だと思う。それは、マニュアル的に学ぶことはできない。そうではなくて、研究的視点を持って、体系的に学ぶことでしか達成できないものなのだろう。自分の仕事を「体系」の一部として見ることができるかどうかだ。